【ボクシング】因縁の対決を制したのは?カネロVSゴロフキンの試合結果

【ボクシング】因縁の対決を制したのは?カネロVSゴロフキン

アメリカ・ラスベガスのT-モバイル・アリーナにて、2022年9月17日(現地時間)に開催されたボクシングの「4団体世界スーパーミドル級タイトルマッチ」。

タイトルの座をかけて、4団体スーパーミドル級統一王者のサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)とWBAスーパー&IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が相まみえました。

今回は、因縁の対決とも言えるカネロVSゴロフキンの試合結果を見ていきたいと思います!

目次

なぜ「因縁」!?カネロとゴロフキンのこれまで

これまでのカネロとゴロフキンの対戦は、ミドル級で2回。しかも、この2戦の会場も今回と同じく「T-モバイル・アリーナ」でした。

初戦は、2017年9月16日で引き分け。2018年9月15日に行われた2戦目は、当時無敗だったゴロフキンにカネロが2-0で判定勝ちという結果でした。

しかし、2戦ともゴロフキンが勝利しているという声も高く、この3戦目で白黒はっきりさせようと両者ともに意気込んでいました。

サウル・カネロ・アルバレスのプロフィール

アルバレスの赤毛に由来する愛称が「カネロ」のため、サウル・カネロ・アルバレスと表記されることも多いですが、本名はサウル・アルバレス。1990年7月18日に、8人兄弟の末っ子として生まれました。

13歳でボクシングを始めると、2005年に15歳でプロデビュー。当初はスーパーウェルター級でしたが、2015年以降はミドル級・スーパーミドル級・ライトヘビー級で活躍。4団体のスーパーミドル級統一王者や世界4階級制覇王者など、数々のタイトルを獲得しています。

メイウェザーなき、現・ボクシング界の最高スーパースターです。

ゲンナジー・ゴロフキンのプロフィール

ゲンナジー・ゴロフキンは、1982年4月8日にロシア人の父と高麗人の母との間に4人兄弟の1人として生まれたロシア系カザフスタン人です。

14歳の時に兄に連れられて、ジムへ行ったことがきっかけでボクシングを始めました。その後、2006年にドイツでプロデビュー。プロ・アマを通じて、ノックダウンやストップ負けの経験がない、KO率80%を超えるミドル級のハードパンチャーです。

リング内では圧倒的な強さを誇るゴロフキンですが、リングの外ではファンや関係者にサインをしたり、試合後の対戦相手をも魅了するような数々のエピソードがあり、人格者との評判を得ています。

約4年ぶりの対戦!カネロVSゴロフキン3戦目の試合内容と結果

これまで、2度ミドル級で戦ったカネロとゴロフキンですが、今回はスーパーミドル級での対戦となりました。というのも、カネロが1階級を上げて4団体を制覇したため、今回はゴロフキン がスーパーミドル級に上げ、カネロに挑んだ形となったのです。

それでは、試合内容を見ていきましょう!

1ラウンド

カネロの攻撃がゴロフキンを上回る展開に。カネロが慣れた階級ということもあり、序盤から自身のペースで優位に試合を進めました。

3ラウンド

ゴロフキンが巻き返しのため、強い圧力で前進するも、終盤からカネロが左ジャブを連打。ゴロフキンの圧力を押し返します。

4ラウンド

カネロが左ジャブと右フックで攻勢、ゴロフキンをロープ際まで追い込みました。

5ラウンド

ゴロフキンがジャブを連打するも、カネロの固いガードをこじ開けることはできません。カネロは強烈な左ボディ、右フック、右オーバーハンドを次々にヒットさせ、ゴロフキンにダメージを与えます。この時点で、ゴロフキンの右頬が真っ赤に腫れ上がれました。

8ラウンド

ようやくゴロフキンが挽回しはじめ、終盤にはジャブ、右ストレートをクリーンヒットさせます。

9ラウンド

終盤、ゴロフキンの連打にカネロがロープに追い込まれる場面も見られました。

12ラウンド(最終ラウンド)

お互い至近距離で打ち合い、クリンチの場面が増えます。スピードを上げ、ジャブ、左フック、アッパーと手を出し続けるカネロ。対するゴロフキンもワンツーと手を休めません。ここで両者ダウンなく、タイムアップ。

カネロVSゴロフキン3戦目の試合結果

カネロVSゴロフキン3戦目の結果は、終盤にゴロフキンが追い上げを見せたものの、カネロを倒すことはできず、3度の対戦は判定3-0でカネロの勝利となりました。